帯状疱疹にご注意ください
更新日:2024年4月1日
問合せ 地域保健課予防接種室
帯状疱疹とは
帯状疱疹は、水痘(みずぼうそう)にかかったことがある方なら、誰でも発症する可能性があります。
帯状疱疹の原因である水痘・帯状疱疹ウイルスは、初感染すると水痘として発症し、水痘が治っても
生涯にわたって神経節に潜伏します。
その潜んでいた水痘・帯状疱疹ウイルスが、活性化することで発症する皮膚疾患が、帯状疱疹です。
帯状疱疹は増えている?
近年までは、水痘を発症している子どもと接触することによって、大人は帯状疱疹の原因である「水痘・帯状疱疹ウイルス」に対する追加免疫を得ていました。しかし、平成26年に水痘が定期予防接種化されてから、水痘患者が減少し、追加免疫を得る機会も少なくなったため、帯状疱疹の発症率が増加する傾向にあります。
加齢などによる免疫力の低下も影響し、50歳以上になると発症率が高くなり、80歳までに3人に1人は発症するといわれています。
原因
免疫力が低下したときに、神経節に潜んでいた水痘・帯状疱疹ウイルスが活性化し、発症しやすくなります。
免疫力は、加齢やストレス、疲労など、誰にでもみられる日常的なことによって低下します。
症状
帯状疱疹の特徴は、身体の左右どちらかに帯状に水泡が集団で出現することです。
発疹ができる2~3日前から、まずチクチク・ピリピリした神経痛が出現します。
その後5日程で、痛みがある部分の皮膚が赤く腫れ、水泡が出現します。
水泡がかさぶたになるまでは、2~3週間程度かかり、皮膚が正常に戻るまでには1か月程度かかります。
※経過や痛みの程度には個人差があります。
帯状疱疹かなと思ったら
皮膚科か内科にお問い合わせください。
発疹が出てから72時間以内に抗ヘルペスウイルス薬の投与を始めることがすすめられています。
72時間を過ぎた場合でも、投与することで、皮膚症状の改善や、痛みが消えるまでの時間を短縮することができるとされています。
適切な治療をせずに放置すると徐々に悪化し、長い間痛みが残る帯状疱疹後神経痛になる可能性もあります。
早い段階で受診し、早期治療につなげましょう。
予防
免疫力を高める
次のことを意識して、できるだけ健康な生活習慣を保ち、免疫力を高めることが、予防に効果的です。
- よく睡眠をとる
- 適度な運動をする
- 禁煙をする
- 健康な体重を維持する
- バランスの良い食事を摂る
ワクチンで予防する
50歳以上の方は帯状疱疹予防ワクチンが接種でき、発症予防・重症化予防が期待できます。
帯状疱疹予防ワクチンは任意接種で、費用は全額自己負担です。
接種については直接かかりつけ医にお問い合わせください。かかりつけ医がない方は、予防接種室へお問い合わせください。
予防接種による健康被害救済制度について
帯状疱疹ワクチンの予防接種は任意接種のため、健康被害が生じた場合は「独立行政法人医薬品医療機器総合機構救済制度」による救済の対象となります。申請に必要となる手続き等については、独立行政法人医薬品医療機器総合機構にお問い合わせください。
このページに関するお問い合わせ
健康スポーツ部 地域保健課 予防接種室
〒346-0192 久喜市菖蒲町新堀38番地
電話:0480-85-1111 Eメール:vaccine@city.kuki.lg.jp
メール送信フォームを利用する