フルマラソン大会の事業計画の見直しについて

これまで検討を進めてきたフルマラソン大会については、実施を取りやめることとなりました。このことについての市長メッセージを掲載します。

私は、本市が、スポーツによる豊かなコミュニケーションを通じて、世代を超えて人と人がつながり、生き生きと暮らせる街を目指すために、「健幸・スポーツ都市」を宣言しました。

この実現に向け、交流人口の増加などによる本市の活性化を図るためのスポーツイベントの一つとして、フルマラソン大会の開催の検討を進めてきたところであります。

フルマラソン大会の開催には、多くの市民の皆様のご協力が必要不可欠でございます。さらに、長時間にわたる交通規制が行われることや、ボランティアの確保の問題などが懸念されております。

このような中、大会の開催に向けて警察と協議を進めてまいりましたが、新たな迂回路の設定などが求められたことや、コース上に配置する走路員を有償の警備員とする方針としたことなどから、大会全体の経費が、さらに増大する見込みでございます。

また、よろこびのまち久喜マラソン大会を始め、多くのマラソン大会が定員割れをしている状況もございます。

このような状況もあり、私のところには、今までもフルマラソン大会を開催してほしいとの声をいただいておりますが、大会の開催を心配する声も届いているところです。

私の目指すフルマラソン大会が、賛成や反対などの様々なご意見で市を二分するような事態になることは、本意ではありません。

このようなことから、苦渋の決断ではありますが、現在進めておりますフルマラソン大会については、行わないことといたしました。

今後も、「健幸・スポーツ都市」の実現に向け、市民の皆様の健康増進や、本市の活性化に繋がるスポーツイベントの開催を中心に取り組んでまいる所存であります。

なお、全国の多くの大会で定員割れが生じるなどマラソンを取り巻く状況は思わしくないところですが、私は、「市民ランナーの聖地」としての取り組みを続けてまいります。