農業経営の収入保険制度について

お問い合わせ先：農業振興課

収入保険制度とは、品目の枠にとらわれずに、自然災害による収量減少だけでなく、価格低下なども含めた収入減少を広く補填する制度です。
※保険期間：個人の場合は1月から12月、法人の場合は事業年度

青色申告（簡易な方式も含む）を行い、経営管理を適切に行っている農業者（個人・法人）が対象です。
青色申告を5年間継続していることが基本ですが、加入申請時に1年分あれば加入することができます。

自ら生産した農産物の販売収入全体が対象です。
・原則、加工品は含まれませんが、精米等一部例外もあります。
・一部の補助金（畑作物の直接支払交付金等の数量払）は含まれます。
・マルキン等の対象（肉用牛、肉用子牛、肉豚、鶏卵等）は除きます。

収入保険では、最高補償を選択した場合、基準収入の8割以上の収入が「掛捨ての保険方式」と「掛捨てとならない積立方式」の組み合わせで補填されます。
積立方式を取り入れるか、補償限度、支払率などは農業者が選択できます。

農業者は、保険料・積立金を支払い加入します。保険料率（国庫補助後）はおおむね1％で掛捨てです。
積立金は補填に使われない限り翌年に持ち越します。
また、保険金の受取りがなければ、翌年保険料率は下がります。
なお、別途事務費がかかります。
保険料・事務費は50％、積立金は75％の国庫補助があります。

収入保険と農業共済、ナラシ対策、野菜価格安定制度等の類似制度については、どちらかを選択して加入します。
NOSAI埼玉のホームページでは、収入保険の保険料のほか、類似制度と掛金のや補填金の比較を簡易的に行うことができるシミュレーションファイルを公開しています。

加入条件や補償内容など詳しいことは、埼玉県農業共済組合にお問い合わせください。
NOSAI埼玉 宮代支所
〒345-0831
埼玉県南埼玉郡宮代町大字須賀700-1
電話番号：0480-32-1015