たばこの健康影響

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ページ番号1010316  更新日 2025年3月26日

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たばこの害

たばこの煙の中には、約5,300種類の化学物質があり、この中には約70種類の発がん性物質も含まれています。
これらの有害な物質は、たばこを吸うとすぐに肺に届き、血液を通じて全身に運ばれ、様々な病気の原因となります。
また、化学物質の1つであるニコチンは、たばこへの依存性を高めます。
使用をやめる難しさや禁断症状の強さなどにおいて、ヘロインやコカインなどの麻薬と同等の特徴と強度を有しています。

たばこの健康影響を知ろう!

たばこを吸っている人はこんな病気になりやすくなる

イラスト:喫煙している本人がなりやすい病気の種類
出典:喫煙者本人の健康影響/e-ヘルスネット(厚生労働省)

喫煙は体の細胞の遺伝子や器官を傷つけ、がんの他、脳卒中や虚血性心疾患、慢性閉塞性肺疾患(COPD)や気管支喘息、糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病、さらに歯周病などさまざまな病気の原因になるといわれています。

妊婦や未成年者がたばこを吸うと・・・

妊婦

妊娠中の喫煙は、血流を介しておなかの赤ちゃんにも影響し、早産や低出生体重児などが起こるリスクを高めます。
しかも妊娠に気づきにくい初期は、胎児の内臓をつくる細胞が成長する大事な時期ですので妊娠前から喫煙をやめ、たばこの煙を避けるようにしましょう。
妊娠中の喫煙期間が長くなるほど早産のリスクは高まり、喫煙本数が多いほど出生体重や身長を減少させます。

未成年者

未成年者の喫煙は法律で禁止されています。
喫煙開始年齢が早いほど、健康被害が大きく、またニコチン依存も強くなります。
このため、成人年齢が18歳に引き下げられても、法的に喫煙できる年齢は20歳が維持されています。
周りの人から勧められても決して吸ってはいけません。

誰かのたばこの煙を吸うだけで喫煙者と同等のリスクがあります

イラスト:たばこを吸う男性と、嫌な表情で煙をはらう女性

喫煙者が吸っている煙(主流煙)だけではなく、たばこから立ち昇る煙(副流煙)や喫煙者が吐き出す煙(呼出煙)にもニコチンやタールはもちろん多くの有害物質が含まれています。
実は、たばこの有害物質は、主流煙よりも副流煙に多く含まれています。
普段たばこを吸わない人は、たばこの煙に対する感受性が高く他人の煙を吸うと、少しの量でも大きな健康被害を受けるといわれています。
本人は喫煙しなくても身の回りのたばこの煙を吸わされてしまうことを受動喫煙と言います。
喫煙による年間死亡者数は、能動喫煙によって約13万人、受動喫煙によって年間約約1万5千人(肺がん、虚血性心疾患、および脳卒中による死亡)と推計されており健康への影響は深刻です。
とりわけ子どもに与える影響は大きく、喘息、中耳炎、乳幼児突然死症候群を引き起こすことが指摘されています。

喫煙をする場合は、周囲の状況に十分配慮し、受動喫煙を生じることがない社会を実現させましょう。

禁煙にチャレンジしませんか?

禁煙で体に起こるプラスの変化

長年たばこを吸っていても、禁煙するのに遅すぎることはありません。
禁煙を続ける事ができれば、たばこでダメージを受けた体も健康に近づいていきます。

禁煙のメリットのイラスト
出典:e-ヘルスネット(厚生労働省)

自分のため、大切な人のために、禁煙をしたい人や少しでも興味がある人も、一緒に禁煙に取り組んでみませんか。
市内にも保険が適用になる禁煙外来を実施している医療機関があります。

喫煙と健康に関するホームページ

このページに関するお問い合わせ

健康スポーツ部 健康医療課 健康企画係
〒346-8501 久喜市下早見85番地の3
電話:0480-22-1111 ファクス:0480-22-3319
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。