食品表示を見てみましょう!

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ページ番号1003858  更新日 2025年3月19日

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食品表示について

私たちの生活に欠かせない食品。
スーパーマーケットやコンビニなどで食品を購入する際、皆さんは何を見て選んでいますか?
食品には様々な情報が表示されています。
自分にあった食品を選び、健康づくりに役立てられるように、食品表示について学んでみましょう。

食品表示の例「いちごジャム」

イラスト:食品表示

「消費期限」と「賞味期限」

お店で買った食品には、安全においしく食べられる期間があり、袋や容器に「消費期限」か「賞味期限」のどちらかが表示されています。
どちらも袋や容器を開けないままで、書かれた保存方法を守って保存していた場合の期限です。

消費期限(期限を過ぎたら食べない方が良いです!)

表示された「年月日」まで、「安全に食べられる期限」のこと。お弁当、サンドイッチ、生めん、ケーキなど、傷みやすい食品に表示されています。

イラスト:肉


賞味期限(おいしく食べることができる期限です!)

表示された「年月日」または「年月」まで、「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」のこと。スナック菓子、カップめん、チーズ、缶詰、ペットボトル飲料など、消費期限に比べ、傷みにくい食品に表示されています。

イラスト:食材

産地の表示

産地は、食品の種類に応じて、「原産地」、「原産国」、「原料原産地」が表示されます。

生鮮食品

消費者に販売されているすべての生鮮食品に名称と原産地が表示されているほか、品目の特性に応じて表示されている項目もあります。

  • 農産物:国産品は都道府県名、輸入品は原産国名。または、よく知られている地名。(国産品:市町村名や島、昔の国名など 輸入品:州や省など)
  • 畜産物:国産品は国産、または主たる飼養地のある都道府県や市町村名と、よく知られている地名。輸入品は原産国名。
  • 水産物:国産品は漁獲した水域名または養殖場がある都道府県名。水域表示が困難なものは、水揚げ港またはその港がある都道府県名。輸入品は原産国名。

加工食品

消費者が自主的かつ合理的に加工食品を選択することができるように、国内で製造または加工されるすべての加工食品に原材料の原産地(原料原産地)のほか、次の表示などが義務付けられています。

  • 輸入した加工食品:原産国(輸入した国)
  • 原材料が複数の加工食品:原材料の原産地を多く使った順
  • 最も多く使われた原材料が生鮮食品の場合:その原産地
  • 最も多く使われた原材料が加工食品の場合:その加工食品の製造地

いろいろな食品表示

アレルギー表示

食品の原材料にアレルギーの原因となる物質が含まれている場合は、原材料の欄に表示がされています。

ただし、店頭で量り売りされる惣菜や、注文に応じて包装する食品については、表示がされていない場合もあるので注意が必要です。

アレルギーの原因となる物質
必ず表示される8品目(特定原材料) えび・かに・くるみ・小麦・そば・卵・乳・落花生(ピーナッツ)
表示が勧められている20品目(特定原材料に準ずるもの) アーモンド・あわび・いか・いくら・オレンジ・カシューナッツ・キウイフルーツ・牛肉・ごま・さけ・さば・大豆・鶏肉・バナナ・豚肉・まつたけ・もも・やまいも・りんご・ゼラチン

イラスト:栄養成分表示牛乳

食品添加物の表示

加工食品を作るときには、食品添加物(腐るのを防いだり、色や香りづけなどに使用)を使うことがあります。基本として食品を作るときに使われた食品添加物はすべて表示することになっています。

栄養成分表示

容器包装に入れられた一般用加工食品及び添加物は、食品表示法により栄養成分表示が義務化されてます。栄養成分を活用して自分に合ったものを選んだり、食べる量を考えることができます。
必ず表示しなければならない成分(5項目)
熱量(エネルギー)、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量

  • ※栄養成分表示は、食品によって「100gあたり」や「コップ1杯(200ml)あたり」、「1食分あたり」など、表示されている食品単位が異なります。実際に食べる量と食品単位が異なる場合には、実際に摂れる栄養成分量を考えて選ぶ必要があるので注意しましょう。
  • ※食塩相当量とは、食塩に換算した塩分の量をいいます。

1日当たりの食塩摂取目標量は、成人男性7.5g未満、成人女性6.5g未満です。

栄養成分表示の項目一覧

エネルギー

エネルギーは、生命機能の維持や身体活動に利用されます。エネルギーの摂取量と消費量が等しいとき、体重の変化はありません。 健康の保持・増進、生活習慣病予防のために、 望ましいBMIを維持するよう摂取と消費のバランスをとることが大切です。
エネルギーを産生する栄養素には、たんぱく質、脂質、炭水化物の3つがあります。

たんぱく質

イラスト:タンパク質の含まれる食品

たんぱく質は、人体の骨格や筋肉などの組織を構成する主要な要素であるとともに、酵素やホルモンの材料として代謝を調整するなど様々な機能を果たしており、生命機能の維持や身体活動に不可欠です。

肉、魚、卵、大豆・大豆製品、乳・乳製品等に多く含まれています。

脂質

イラスト:脂質の含まれる食品

脂質は、細胞膜の主要な構成成分です。また、脂溶性ビタミンの吸収を助けます。人の生命機能の維持に不可欠なエネルギー源である一方、摂りすぎると肥満や心疾患のリスクを高めます。

脂身の多い肉、油、マーガリン、バター、油を多く使った揚げ物やスナック菓子、洋菓子に多く含まれています。

炭水化物

イラスト:炭水化物の食品

炭水化物の最も重要な役割は、エネルギー源としての機能です。炭水化物は糖質と食物繊維に分けられ、糖質は体内で分解されるとぶどう糖などになります。脳や神経組織等の組織は、通常ぶどう糖しかエネルギー源として利用できないため、糖質は重要な栄養素です。しかし、とり過ぎると体内で脂肪に変わったり、肥満の原因となります。ご飯、パン、麺、芋、砂糖、砂糖を多く使ったジュースや菓子に多く含まれています。

特定保健用食品(トクホ)について

イラスト:特定保健用食品 消費者庁許可マーク

特定保健用食品(トクホ)は、健康の維持増進に役立つことが科学的に認められ、その効果や安全性について国が審査を行い、消費者庁で許可されたもののみ表示がされています。
摂取の方法や注意事項をよく理解した上で、健康づくりに役立ててみましょう。

イラストのマークがトクホの目印!

ポイント1:大事なのは”バランス”
特定保健用食品は、健康の維持増進に役立つものではありますが、大事なのはあくまで”バランスの良い食生活”です。
そのため、許可マークとあわせて「食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。」などの「バランスの取れた食生活の普及啓発を図る文言」を表示することが義務付けられています。
トクホの食品に偏って摂取するのではなく、普段の食生活の中に上手に取り入れて、健康の維持増進を図っていきましょう。
ポイント2:医薬品ではありません!
トクホには科学的に証明された効果が表示されていますが、あくまで食品であり、医薬品ではありません。
既に通院されている方や、体調がおかしいと感じた方は、トクホの効果に過度の期待をするのではなく、きちんと受診するようにしましょう。

関連ホームページ

もっと詳しく食品表示のことを知りたい場合は、下記のリンク先をご参考にしてください。

このページに関するお問い合わせ

健康スポーツ部 地域保健課 地域保健第1係
〒346-0005 久喜市本町5丁目10番47号(中央保健センター内)
電話:0480-21-5354 ファクス:0480-21-5392
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。