久喜市ゆかりの歌人・濱梨花枝(はまりかえ)を紹介するパネル展示を行いました。

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ページ番号1008523  更新日 2025年4月1日

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 令和6年12月25日から令和7年3月31日まで、久喜市ゆかりの歌人である濱梨花枝(はまりかえ)及びその作品について紹介するパネル展示を、久喜市立中央図書館で行いました(出入口及びカウンター付近、下記「展示の様子」参照)。
 本展示では、濱の歌人としての経歴のほか、代表作である歌集『青遠(せいえん)』の3部作(上・中・下巻)の中から1つずつ作品を紹介しました。取り上げた作品では、濱の生まれ故郷である行田市内のゆかりのある場所や、歌人としての人生を振り返った濱の感慨などが詠(うた)われています。
 なお、中央図書館では『青遠』のほか、短歌に関連する図書を配架しています。興味のある方はぜひご利用ください(貸出状況により配架されていない場合もありますので、ご了承ください)。

濱梨花枝について

 濱梨花枝(本名:榎本美佐夫(えのもとみさお))は、歌人の与謝野晶子(よさのあきこ)の最後の弟子と言われ、「『明星』のロマンチシズムの伝統を現代に伝える数少ない女流歌人の一人」とも評される人物です。
 大正元年(1912)に行田市埼玉(さきたま)に生まれ、19歳のとき、後の初代久喜市長となる榎本善兵衛と結婚して久喜市に移り住みました。昭和35年(1960)に第一歌集『風紋(ふうもん)』を出版、昭和41年(1966)に歌誌「青遠」を創刊するなど、歌人として活躍しました。そのほか、昭和46年(1971)には当時の久喜町が市に昇格したことを記念してつくられた「新久喜音頭」や、本町小学校、青毛小学校、久喜東中学校の校歌などの作詞も行っています。歌人としての活動以外にも、久喜市文化団体連合会会長や久喜市社会教育委員、県立久喜図書館協議会委員の初代議長なども務め、久喜市の文化、教育面で多大な貢献をしました。
 こうした功績から、昭和55年(1988)に埼玉県文化賞芸術部門及び埼玉県文化功労者知事賞を受賞、昭和59年(1984)には地方文化功労により勲五等瑞宝章(ずいほうしょう)を受賞しています。

中央図書館ホームページ

展示の様子

写真:展示の様子
中央図書館内の展示の様子(全体)

写真:展示パネル及び貸出図書
展示パネル及び貸出図書

問い合わせ先

中央図書館の利用に関する問い合わせ:中央図書館(電話:0480-21-0114)
展示内容及び濱梨花枝に関する問い合わせ:文化振興課文化財・歴史資料係(電話:0480-58-1111)

参考

久喜市立中央図書館(〒346‐0014 久喜市吉羽1丁目40番地1)

このページに関するお問い合わせ

教育部 文化振興課 文化財・歴史資料係
〒340-0295 久喜市鷲宮6丁目1番1号
電話:0480-58-1111 ファクス:0480-31-9550
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。