市指定 木造十一面観音立像
木造十一面観音立像(もくぞうじゅういちめんかんのんりゅうぞう)
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種別
- 彫刻
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指定年月日
- 平成10年2月20日
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所在地
- 久喜市菖蒲町上栢間2767
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所有者(管理者)
- 正法院
概要
この像は室町時代、特に文明年間(1469から1487)頃の作です。
杉材の一木でつくられ眼を彫り彩色が施されています。宝髻頂上に仏面をいただき、地髪部上下2段に変化面10個を配し、宝冠台正面に弥陀の化仏をおいています。胸には瓔珞を着け、通肩風に法衣をまとい右腕を下げて5本の指に伸ばし、左腕を曲げて華瓶を持っています。両手先、両足先、右裾先部、華瓶は後に補ったものです。
地味で堅実温和な仕上げや杉材の一木造という技法から、在地の仏師の制作したものであろうと考えられます。

参考文献
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